介護職に携わるための「入門研修制度」の導入について

介護未経験者のための「入門研修制度」により、再就職支援の強化や介護に興味のある人を介護職へ招き入れていこうとする動きがあります。人手不足の解消のための対策として導入することで、2025年の高齢化ピークに向けて人材確保を目指していくのです。
厚生労働省は介護未経験者に対して、65時間程度の研修を実施します。介護の基本対応など、スキルの向上が目的となります。現在の介護における研修は「介護職員初任者研修」「実務者研修」「介護福祉士」です。この研修は、介護業界におけるキャリアパスを主目的として導入されました。しかし、今回の制度では主婦や中高年などを対象とし、介護の基礎を身に付けるという狙いがあります。研修レベルとしては旧ホームペルパー3級程度で、認知症などへの基礎知識や緊急対応も研修範囲になります。
「入門研修制度」が設置された大きな理由として、介護業界で起きている人手不足の解消があります。介護の中でも、特に訪問介護員が不足しているため、人材確保が重要になっています。不足の背景には、採用するという最初の時点でのつまずきがあるのです。入門研修は、この採用問題の克服にも活かされていくでしょう。
転職のハードルが低いイメージがある介護職ですが、専門性やスキルが求められることも多く、介護に対する知識を深める研修は必要なものとなります。介護未経験者のスキルアップや職場体験の目的も含み、より介護職への入り口を広くしようという意味合いも持ち合わせているのです。対象者に幅をもたせ、人手不足をカバーするための試みにもなっています。「入門研修制度」の内容は厚生労働省が提案していますが、自治体の中にはすでに独自のカリキュラムをスタートさせているところもあります。
介護未経験者に、介護の「いろは」を教える場ができたことにより、介護職員として働く前に最低限のスキルが習得できます。介護業界全体の質を底上げして、資格を活かす方向へ持っていくのです。介護資格保有者でも実際の従事者は少なく、6割程度しか介護現場の実務に入っていません。それだけ介護資格を取っても、介護の現場に入らない人が多いという実情があり、介護業界の課題となっています。そのため「入門研修制度」は、資格保有者を呼び戻す役割も担っているのです。
介護職を離職した人の多くの理由は、実はライフイベントなのです。特に女性は、結婚、妊娠や出産を機に退職するケースが多く見られます。と言うことは、仕事自体に不満があるわけではないのです。そのため、「入門研修制度」を通じてまた現場に戻ってくる可能性を見込んでいるわけです。またサービスの質の向上により、待遇環境も改善する好循環が生まれるかもしれません。最終的に介護業界の門口を広げる対策として、非常に有益な取り組みになると期待されています。
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日本では高齢者が増え、高齢社会への対策が大きな課題となっています。その中でも、介護業界での人手不足は特に問題視されているのです。ではなぜ人手不足が起こっているのでしょうか。原因を詳しく見ていきましょう。
介護職の離職者のほとんどは、結婚や出産などをきっかけに退職をしているのです。そこで、この貴重な人材を確保するために「再就職準備金制度」ができました。さらに様々な再就職支援も始まっているのです。