介護業界で活躍するためにも、履歴書の書き方を知ろう！

履歴書を書こう

介護職への転職にも大切な意味を持つ、履歴書の正しい書き方を紹介します。介護の資格を取得し、活躍をしていくためには、履歴書作成にも注意しなければなりません。人手不足の介護業界とは言え、やはり志のある人を採用したいという介護施設側の思いはあります。採用担当者にとって履歴書は、応募者のモチベーションを見ることができる重要な資料です。介護職ならではの注意点を押さえ、自分の意志をしっかりと伝えるためにも、正確に作成しておきましょう。

作成前に用意しておくもの

履歴書のフォーマットはある程度統一されていますが、市販のものにもパターンがあります。特にオリジナルの履歴書は、介護業界ではあまり好ましくないので注意が必要です。
面接会場へ直接持参する場合は、クリアファイルや封筒に入れます。郵送する場合も同様です。印鑑は、シャチハタではなく朱肉印鑑を使います。押印する時は真っ直ぐに、掠れや滲みに気を付けて捺印します。黒のボールペンや万年筆を使い、丁寧に手書きします。鉛筆やシャープペンシルは使用せず、書き間違えた場合は、修正するのではなく最初から書き直しましょう。証明写真も履歴書の重要なポイントです。写真専門店などでの撮影をおすすめします。服装はスーツの着用が必須。シワや汚れに気を付け清潔感を大切にして、メイクは華美になり過ぎないことです。
さらに資格を保有している場合、資格証明書の原本やコピーを準備しておくと良いでしょう。

書き方の詳細

履歴書は、基本的に楷書体で丁寧に書きましょう。まず日付けは、履歴書の提出日を記入。郵送する場合は投函する日、持参する場合は面接日を記入します。年齢は、提出時の満年齢を書きましょう。住所は、住民票に記載されているものを省略せずに全て記入。番地はハイフンを使わず、丁目・番地・号を分けて書きます。ふりがなは、フォーマットに従います。連絡先については、現住所と同じ場合は「同上」と記入。確実に連絡が取れる電話番号を明記します。近年では、メールアドレスの記入欄があります。この場合は、パソコンのメールアドレスにしましょう。証明写真は、3か月以内に撮影したものを添付します。剥がれた時に備え、氏名を裏面に記入しておくと安心です。
また学歴、職歴が長くなる場合は、職務経歴書を別添しましょう。介護・福祉・医療系など応募先の業種に関連する資格のみを記載します。
志望動機は何よりも大切。仕事に対する意欲や応募先企業に感じた魅力などを伝えます。入職後にミスマッチが生じないよう、募集要項は熟読しておきましょう。本人希望記入欄には希望する勤務地や勤務時間を記入。備考欄は、「特になし」と記入するのが定番ですが、あえて志望動機とは違ったアピールポイントなどを記入しても良いでしょう。
書き上がったら、内容確認です。誤字や脱字がないか、日付けなどの書き間違いはないか。書き漏れはないか。基本的に、空欄のない履歴書に仕上げます。
最後に、白色のビジネス用封筒のA4サイズを準備します。表書きが企業名の時は「御中」、個人宛ならば「様」を付けます。左下には赤ペンで「履歴書在中」と記入し四角で囲みます。そして送付状を付け、クリアファイルに挟み封入します。履歴書の使い回しも避け、手元にはコピーを残して面接に備えておきましょう。